第1回ボランティア研究会

                                                       議事録

 

ボランティアについての話

福祉に対する考え方が、戦前から戦後そして現在を経て変っていった。

戦前なら福祉は自助であると考えられていた。

たとえば,戦前なら障害者の面倒は家族内だけでしなければならないと考えられていた。

しかし、時を経て公助、つまり公的な機関が障害者を手助けしていくという風に考え方が変わっていった。だか、だんだんと公的な機関だけでは障害者の手助けが難しい事がわかった。そして、現在公的な機関だけではなく、地域や市民によって結成されたボランティア団体でも障害者を手助けしていく、つまり互助へと変っていった。

 日本で福祉に関係する事が発展していかない理由は、他の福祉が広まっている国に比べると市民の認識の不足だと考えられている。日本は、企業、行政、市民と3つの団体に分けられる。そして、国の中で福祉が広まるようにしていくには3つの団体のうち市民の力が必要になってくるのである。

 現在、市民によるボランティア団体の活動が盛んである。たとえば、徳山市ではボレボレクラブと憩いの駅・えんがわがある。

 ボレボレクラブは、障害児を一時的にひきとるという活動を行っている。障害児を持つ親御さんに「何が一番不便か?」というアンケートをとったところ、急な用事などで子供を預ける時になかなか預けるところがないという回答が一番多かった。そこで、ボレボレクラブを立ち上げ、障害児をもつ親御さんのために一時的に障害児を預かっている。憩いの駅・えんがわはお年寄りのために憩いの場を提供している。光市では、不登校の子供に様々な遊びを通して支援を行っている。

 そうした、市民によるNPO団体の活動を勧めていくのに必要になっていくのがネットワークである。ネットワークを通じてNPO団体に関心のある人達を集め、その人達が自分たちができる事でその団体に協力し、その団体の中で仲間を作っていく。

 光市の養護学校では、指導員以外で子供たちに勉強を教える人をネットワークを通じて募集している。子供たちに勉強を教える際に養護学校の指導員だけでは限界がある。そこでネットワークを通じて子供たちに勉強を教えてくれる人を広く募集しているのである。

 理想的な社会はボランティアを通して様々な人が手を取り合い助けあっていく社会である。がたとえば、自閉症を持つ親は子供の面倒をみきれないという事があるかもしれない。そこで、親に代わって様々な人がその子を支えていくというものである。

 様々な人が手を取り合って支えあっていく社会にするためには市民のボランティア活動は必要不可欠なのである。